連載 しらいちゃんの完璧主義〜パフェを食べながら〜 第10回

こんにちは、しらいです。

今回やってきたのは、渋谷にこの夏新しくオープンしたミヤシタパーク。以前もこちらの連載で紹介させていただいたきな粉スイーツ専門店の「吉祥菓寮」さんが、限定のメニューを出されているということで、遊びにやってきました。

ミヤシタパークには初めて来ましたが、可愛い雑貨屋さんやカフェ、オリジナルのキットカットが作れる「キットカット ショコラトリー」もあるようで気分が高まります……(笑)この日は行かなかったのですが、屋上も開放されているそうで、天気のいい日にはぴったりのお出かけスポットですね。

吉祥菓寮さんは、営業を開始されたのは8/4からだそう。前回六本木ヒルズ店では季節の桃のパフェを終わらせたのですが、桃たっぷりのパフェときな粉の相性がとても面白く、美味しかったので、こちらの店舗の限定メニューを楽しみにしていました!

ミヤシタパークの限定メニューが、こちらの「黒千石のきなミスパフェ」。「きな粉」と「ティラミス」が組み合わさった、コーヒー風味のパフェです。

なんとこのパフェ、14層にも分かれて構成されていて、「層の中に物語を作る」というコンセプトなんだそうです。そんなにたくさんの層に分かれているパフェは初めて食べるかも……。フルーツなどがたくさん盛られたパフェも可愛いですが、シンプルでフラットな形のパフェも魅力的ですよね。

使われているのは「黒千石」という大豆を使ったきな粉ですが、前回「追いきな粉」用にテーブルに置かれていたきな粉とは違う種類だとか。確かに色がちょっと薄めで、香りもパンチがあるというよりは、少しシブさというか、深みがあるような感じがします。「主役というよりは引き立て役のきな粉」と教えていただきました。

たくさんの層の中でも驚いたのが、ティラミスを表現するために、スポンジではなくお麩を使っているんだそうです。スポンジだと甘くなりすぎるので……というお味のバランスでお麩を選んだそうなのですが、ティラミスってコーヒーシロップを吸い込んだスポンジがべちゃっとしてしまっていることが多いのに、しっかり食感が残っていて、私は普通のティラミスも今後お麩で作ってほしい!と思うレベルの発明でした(笑)。「お麩ってすごいな〜!」と言いながらいただきました。

他にも食べ始めて早速、きな粉とホワイトチョコを混ぜた「きな粉のガナッシュ」の層が出てくるのですが、こちらもコクがあってとっても美味しい! メレンゲやゼリー、アイスにクランチ(中盤に出てくるクランチもインパクトがあって、飽きずに食べられる理由かも)など、次々と食感が変わるからとても楽しいです。最後の層はコーヒーとチョコレートを混ぜた「コーヒーショコラソース」。ビターすぎず甘さもあって、コーヒーの苦味が苦手な方も美味しくいただけるんじゃないかな。

場所柄、若い女の子のお客様が多いのかな? と思いきや、男性同士で来ている方もいらしたり、仕事帰りにスーツで立ち寄るお客様も多いのだそう。職場の人と飲み会、もいいけど、パフェを食べに行くっていうのもまた素敵ですね。

ちなみにカフェスペースはテーブル席とカウンター席に分かれていて、ひとりで来る方、静かに楽しみたい方も安心して過ごせそう。ぜひお仕事帰りに立ち寄ってみてください。

[構成・写真/Shibucity inc.]

お店情報

住所:東京都渋谷区神宮前6丁目20番地10号 MIYASHITA PARK South 2F

TEL:03-3400-7181

パフェ情報

黒千石のきなミスパフェ

1,300円(税抜)

PROFILE

しらい

2013年より「しらい」として活動を開始。2014年3月より2年間のグループ活動を経て、ブランド・雑誌等へのモデル出演や写真集出版・写真展の開催、トークイベント開催など、モデル・タレントとしてマルチに活動の場を広げる。

2019年5月、再びステージに復帰、ソロアイドル「白羽」名義の音楽プロジェクトをスタート。2020年2月には自身初のフルアルバムとなる「白白」をリリース。

2020年10月8日より、東京・大阪にて「#パフェには終わりが来る」展を開催。クリエイターの方々が参加し、「しらいちゃん×パフェ」を表現していく試み。「tulle」編集部も参加します。parfait.she-is-lie.com

tulle(チュール)

ほんの少しのファンタジーと、可愛い大人服♥ 女性向けのファッション雑誌「tulle(チュール)」の公式サイト