連載 x≒Lolita Lab by ISEYA 第16回

こんにちは。伊勢谷です。

皆さま、気が狂いそうな暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?


愛しいお姉様とのデート中とはいえ、景観を損なうからと携帯扇風機を我慢するなんてことはせず、熱中症対策はきちんとしましょう。きっとお姉様もあなたが倒れてしまうことは望んでません。また、塩飴を常備するのもレディの嗜みですよ。

ちなみにこんな暑い日ですが、8月9日は『ハグの日』とされています。こんなに暑いとフリーハグをする人も少ないでしょうね・・・。

きちんと汗を拭き感染対策をしてからいつくしみ合うハグをしていきましょう。


また、8月4日は語呂合わせで『橋の日』とされています。

今回は橋の日にちなんで『橋姫』のお話をしていこうと思います。


皆さま橋姫はご存じでしょうか?東方projectなどでご存じの方もいると思います。

嫉妬に狂った鬼女で、有名な『宇治の橋姫伝説』があります。簡単なあらすじをご紹介します。


とある公卿の娘には殺したいほど憎い女がおりました。娘は鬼になることを望み神に祈り続けると、神は「姿を変え21日間宇治川へ浸かりなさい」と告げました。

そして娘は鬼になり、憎む女やその縁者を殺し、ついには無関係な人々も殺していきました。やがて都では「鬼が出るから夜に外は出ていけない」となります。この噂を聞いた源綱は都の見回りをすることになりました。

とある見回りの最中、女性が1人で橋におり、「夜道は危ないので家までお送りします。」と送ってあげることにしました。しがし、この女性こそが橋姫だったのです。綱は戦いの末橋姫の腕を切り落とし退治しました。


ちなみに、藁人形で有名な『丑の刻参り』はこの橋姫が21日間川に浸かった姿が元ネタとされています。


ということで、橋姫にちなんだロリータを考えてみようと思います。



『艶羨の果て』

みなさんも日々を懸命に生きると、なにかしら憎しみを抱くことは多々あると思います。私も毎日他者の体たらくを憎む日々です。ですが、だからといってその憎悪を本人に直接ぶつけることなく、己が向上するための糧として励んでいけたらいいですね。私も精進してまいります。


〈Profile〉

ISEYA

ロリータファッションの魅力の虜囚となり、ルナティックな絵や漫画をインターネットで発信し続けている。臥竜鳳雛。本連載では昨今のロリータファッションと東洋史学を組み合わせながら、新たなスタイルを全力妄想!


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