連載 x≒Lolita Lab by ISEYA 第12回

こんにちは伊勢谷です。

4月となり新年度が始まりました。進学や進級、新入社員…なにかとバタバタと忙しくなり、愛しいお姉様とデートもできない。ちょっと気持ちが鬱々としてしまう時期ですね。

大丈夫です、これを越えれば楽しいゴールデンウィークがあります。もう少しの辛抱ですよ!


最近はかわいいランドセルなんかもたくさんあっていいですね。

ところで、3月に九尾の狐の怨念が宿った『殺生石』(栃木県)が割れたニュースがありましたね。

なので九尾の狐をフィーチャーしようと思ったのですが、ロリータは九尾の狐モチーフのお洋服を結構出しているな…と思ったので、今回は同じく怨念にまつわるお話…『清姫』をフィーチャーしていきたいと思います。



安珍・清姫伝説

僧である安珍が旅の途中に体を休めた宿には『清姫』という美しい娘がおりました。

清姫は安珍に一目惚れをしたのですが、安珍は僧であるためこの想いに戸惑います。キッパリ言えない安珍は「二、三日経ったら必ず戻る」と嘘をつき、宿を後にしました。

清姫はその言葉を信じ待ち続けましたが、安珍は一向に戻って来ません。

嘘をつかれたと気付いた清姫は、安珍に裏切られた怨みにより、蛇に姿を変えてしまいました。

安珍を探し出した清姫はどこまでも追いかけ、安珍が寺の鐘へ隠れましたが、清姫は鐘に巻きつき、鐘と一緒に安珍を焼き殺しました。自分で手をかけたとは言え、清姫は安珍を失った悲しみで入水自殺をしました。

※長かったので簡潔にまとめました。ご興味がありましたらご自身で調べていただけると幸いです。

今回はこの哀れな『清姫』をテーマにロリータに落とし込もうと思います。



Style.12『睥睨の乙女』


恋というのは、ロマンチックでありながら怖い部分もたくさんありますね。

これから新学期ですので、みなさんにはロマンチックで素敵な恋の出会いがあると幸いです。



〈Profile〉

ISEYA

ロリータファッションの魅力の虜囚となり、ルナティックな絵や漫画をインターネットで発信し続けている。臥竜鳳雛。本連載では昨今のロリータファッションと東洋史学を組み合わせながら、新たなスタイルを全力妄想!

オンラインショップ

https://bikeidaisuki.booth.pm/

Twitter @bikeidaisuki

Instagram @bikeidaisuki

tulle(チュール)

ほんの少しのファンタジーと、可愛い大人服♥ 女性向けのファッション雑誌「tulle(チュール)」の公式サイト