連載 Candy’s Diner 〜Kitchen Talk〜 第10回

ロリータファッション界でカリスマ的人気を誇る、スタイリスト・クリエイターのCandyによるファッション連載。

今月は、丸くて甘ずっぱい初夏の果実、“チェリー”をテーマにしたCandy流スタイルが登場です♪ 4月から始めた連載も今回で第10回。いつもご愛読ありがとうございます!


Style 10
French Cherry♡


―――コーディネートのポイントを教えてください!

Jane Marpleで昔買ったチェリー柄のスカートをメインにコーディネートしてみました! ロゴが青だったので、夏らしいトリコロールでまとめています。トリコロールって、色味や配分次第で印象が全く変わってきますよね。もしベーシックな青・白・赤が少し派手すぎると感じるなら、青を紺に変えるだけでも結構落ち着きますし、合わせる色もアイボリー、ワインなどくすみカラーを選ぶとさらに大人っぽくなると思います。

トップスは、初めはインに着ているTシャツだけで考えていましたが、コーディネートしていくうちにもうちょっと派手にしたくなってブラウスを足しました(笑)。

Tシャツ1枚で合わせるよりも、こうして重ねることで襟まわりの凹凸がつきますし、ブラウスの裾を結べば爽やかな雰囲気にもなります。実はこのブラウスは裾を固結びできるほど生地量がないので、一回結んで布端を安全ピンで留めています。さらに留めた部分の上からバレッタを付けるとピンが簡単に隠せますし、アクセントにもなるのでおすすめです!


―――Candyさんのカラーといえば、今回のトリコロールにも含まれている「赤」が欠かせませんね。

赤は昔から大好きな色です。私は専門学校で雑貨のスタイリスト科を専攻していたのですが、卒業制作では赤とピンクだらけの小部屋を作りましたよ。他の学生はスタイリングしたものを写真にしたり本にまとめて発表していましたが、私は展示室のひとスペースをもらって小さな覗き窓がついた部屋を作り、赤とピンクの雑貨で派手派手に飾りました。まぁプロップみたいなものですよね。タイトルは確か「赤い部屋」だったかな…? 照明まで赤いものを選んだので、本当にまっ赤な部屋でした(笑)。何を考えてこのテーマにしたのかよく覚えていませんが、赤とピンクが好きというところは今も変わっていません。


―――Candyさんの少女趣味の原点になった人物や事柄は何だと思いますか?

いろいろな要素が混ざっているので、この人というのは断定できないんですよね。ファッションに興味を持ったきっかけは、強いて言うならデビュー当初のJUDY AND MARYのYUKIちゃんですかね。あの時の衝撃は大きかったです。

でも雑貨に興味を持ったきっかけは思い出せないんですよ。私は多分、雑貨というより部屋が好きなんです。幼稚園生の頃っておままごとをすると思いますが、私の場合は自分のスペースを作ってその中をスタイリングするという遊びをしていました。まず家の一角に本を広げ、きっちりと四角くなるように境界線を作ったら、その中にぬいぐるみやおままごとセットを持ってきて飾るんです。まだ自分の部屋さえない頃だったので、自分のスペースをどうしても作りたかったのでしょうね。

今はもう出版されていないですが、当時は婦人生活社という出版社から発行されていた『私の部屋』というインテリア雑誌をよく買ってもらっていました。そこからどんどん部屋が好きになって、プロップや雑貨に興味を持ち、JUDY AND MARYに出会いファッションに目覚め、今に至るのではないかなと思います!


―――その頃から小さなプロップスタイリストだったのですね。いつか当時のお姿も見せてください! 今回も貴重なお話をありがとうございました。



次回は6月20日(日)更新予定!

次回は、ちょっぴりお姉さんなチェリーモチーフのロリータスタイルをお届けします!

更新をどうぞお楽しみに。


〈profile〉

Candy

人気ロリータブランドのショップ店長やゼネラルマネージャーを経て、2021年4月に独立。現在は独自のアメリカンガーリーな世界観を活かして、スタイリストやハンドメイド雑貨の販売を中心に活躍中。


オンラインショップ https://candysdiner.booth.pm

Twitter @CandysDiner

Instagram @candycandy69



styling, props_Candy

text, photographs_Kyoko Kanayama